エコフレンドリーとは? 環境にもお財布にもやさしい製品の選び方

エコバック

「エコフレンドリー」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。
日本ではあまり耳にしないかもしれませんが、海外ではよく使われる、地球環境への負荷を少なくするような、暮らしや経済にも良い影響をもたらす考え方の一つです。
この記事では、エコフレンドリーの基本的な意味や似たような言葉との違い、個人でできる取り組みについてわかりやすく解説します。

エコフレンドリーとは

そもそもエコフレンドリーとはどのような事柄を指す言葉なのでしょうか。主な定義、類義語との違いを解説します。

主な定義

エコフレンドリー(Eco-friendly)とは、直訳すると「環境にやさしい」という意味の言葉です。地球環境への負荷をできる限り少なくするような行動、製品、サービスなどを指します。
エコフレンドリーな選択をすることは、地球温暖化の抑制や資源の枯渇抑制などにつながります。

エシカル、サステナブルとの違い

エコフレンドリーと似た言葉に「エシカル(Ethical)」や「サステナブル(Sustainable)」があります。エシカルは「倫理的な」「道徳的な」という意味合いが強く、環境だけではなく、人権、労働環境、動物福祉など、より広い課題への配慮を含んでいます。
また、サステナブルは「持続可能な」という意味であり、現在の社会や環境を将来にわたって持続できるようにすることを目指す考え方です。エコフレンドリーは、サステナブルな社会を実現するための方法の一つに位置付けられるでしょう。

エコフレンドリーな取り組みのメリット

エコフレンドリーな取り組みで得られる具体的なメリットを3つピックアップしました。それぞれについてわかりやすく解説します。

環境問題の解決に貢献できる

エコフレンドリーな生活は地球温暖化、資源の枯渇、廃棄物の増加問題といった世界的に深刻な環境問題の解決につながります。
例えば、節電や節水を心がけることでエネルギー消費を抑え、二酸化炭素の排出量を削減できます。また、リサイクルを積極的に行うことで、廃棄物の削減や資源の有効活用につながります。

家計の節約につながる

エコフレンドリーな行動は、家計の節約にもつながります。こまめな消灯や節水によるエネルギーの消費抑制は、電気代や水道代の削減になります。マイボトルやエコバッグを持参することにより、使い捨ての容器や袋の購入頻度を減らせれば、無駄な出費を抑えられます。
長く使える高品質な製品を選ぶことは、安価な製品を頻繁に買い替えるよりも長期的な観点では経済的です。

ライフスタイルの見直しにつながる

エコフレンドリーな生活を意識して自分の消費行動やライフスタイルを見直すと、本当に必要なものを見極める力が身につきます。例えば、「新たな製品を購入すればよい」から「今あるものを工夫して活用する」といった考え方の転換も生じるはず。
その結果、モノに溢れた生活から解放され、本当に価値あるものに囲まれ、シンプルで洗練された生活を送れるようになるでしょう。

エコフレンドリーな選び方

エコフレンドリーな取り組みを行うためには、どのような製品を選んでいったら良いのでしょう。選ぶ時のポイントをそれぞれ解説しています。

環境負荷の少ない製品を選ぶ

新たに購入する製品を選ぶ時には、その製造から廃棄までのライフサイクル全体を通して、環境に与える負荷ができるだけ少ないものを選びましょう。例えば、エネルギー効率の高い家電製品、再生可能エネルギーを利用して製造された製品、輸送時の二酸化炭素排出量が少ない地元の製品などです。
製品に取り付けられている環境ラベルや認証マークも参考にしてみてください。

長く使える高品質な製品を選ぶ

安価な使い捨て製品を選ぶのではなく、修理(リペア)しながら長く使える高品質な製品を選ぶことも、エコフレンドリーな選択です。
耐久性の高い製品は、頻繁な買い替えの必要がなく、資源や家計の無駄遣いを防ぎます。愛着を持って長く使うことは物を大切にする心を育み、持続可能な消費行動にもつながります。

環境に配慮した素材の製品を選ぶ

製品の素材に着目した選択も一つのポイントです。植物などの再生可能な資源から作られた素材、オーガニック栽培された天然素材、リサイクル素材などが挙げられます。
なお、帝人フロンティアの「エコペット」は、使用済みの服や工程端材、ペットボトルなどをリサイクルして生産されたポリエステル繊維です。服をはじめ、インテリアなどの生活資材や自動車内装材などの産業資材まで幅広い場面で利用されています。

まとめ

この記事では「エコフレンドリー」の考え方とメリットや選び方を解説しました。日々の選択を少し見直すだけで、地球環境に配慮できるだけではなく、長期的な家計の負担を減らすこともできます。
今日からできることに一つひとつ取り組んでみてはいかがでしょうか。

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