二階堂ふみさんとciiron TOKYOの「スタイリッシュで環境に配慮したものを」という想いに応えた「エコペット」。
愛犬との暮らしをきっかけに生まれたブランド、ciiron TOKYO。タイムレスなファッション性に加え、犬の身体にも配慮したドッグプロダクトで人気を集めているブランドだ。
そのciiron TOKYOが、俳優・二階堂ふみさんとコラボレーションした新たなコレクション「Re:」をリリース。「スタイリッシュで、環境にも配慮されたプロダクトを作りたい」という二階堂さんの想いを実現するために、その素材には「エコペット」が採用されているという。
数あるリサイクル素材の中から「エコペット」が選ばれた理由と、ブランドの目指す未来について聞いた。
ーciiron TOKYOのブランドについて教えてください。
志保
ciiron TOKYOは、犬とファッションを愛する私たちが「一消費者として、心から『欲しい』と思えるドッグプロダクト」を作るために立ち上げたブランドです。2021年6月にローンチして、今年で5年目になります。
ブランドを立ち上げる前から犬と暮らしていたのですが、その当時は自分たちが「欲しい!」と思う犬のアイテムがあまりなくて。以前にブランドのコンサルティングに携わっていたこともあり、「それなら自分たちで作ろう」と思ったのが、ブランド立ち上げのきっかけです。

ーチェックにしても柄にしても、シックで流行り廃りを感じさせないものが多いですね。
志保
「タイムレスなこと」を大事にしながらデザインしています。ciiron TOKYOは基本的に廃棄をせず、なくなったら終売という形をとっているんです。従来のアパレルのような「シーズンが終わったら廃棄」という形にしたくなかったんですね。
ーユーザーは、どのような方が多いのでしょうか?
志保
30~40代の女性が中心ですね。以前代官山でポップアップをした際、ご家族やカップルで来られていた方も多かったのですが、「これがいい」と決定するのは奥様や彼女というケースが多かったのが微笑ましかったです(笑)。
「こんなデザイン見たことない」と言っていただくことも多くて、ciiron TOKYOのアイテムを10種類以上愛用してくださっている方もいらっしゃいます。 「犬も自分もおしゃれして散歩に行きたくなった」と言われるのが一番うれしいですね。

ー2025年のAW新作は、二階堂ふみさんとの共同企画とのこと。
志保
ciiron TOKYOのサイトには、「犬とわたし」という北野武さんや石野卓球さんなど、愛犬家の方々へのインタビュー企画がありまして。そこで二階堂ふみさんにもお話を聞かせて頂いて。その際にペットグッズの制作にも興味があると伺って、実際にciiron TOKYOの商品を使って頂いたのがきっかけとなったんです。
ciiron TOKYOでも立ち上げ当初から保護団体への寄付を続けているのですが、二階堂さんも動物愛護の活動をずっと続けられていて。今回のコレクション「Re:」でも、売上の10%をアニマルライツのために活動されている方々に寄付させていただきます。
ー「Re:」コレクションのデザインは、どのように決めていったのでしょうか?
紀之
二階堂さんと色々お話しながら、タータンチェックやペイズリー柄で10~15案ほど作り、糸の色まで一緒に考えながら決めました。
志保
ciiron TOKYOにとっても新しい挑戦でしたね。コレクションタグに書かれた動物のシルエットは、さりげなく二階堂ふみさんの「ふ」とも読めるような動物のシルエットのデザインとなっているんです。

ー素材選びにも、二階堂さんの想いが反映されているのだとか。
志保
二階堂さんから「環境に優しい素材で」というお話は最初の段階からいただいていたので、環境への負荷も重視しながら、いくつかの素材候補にまで絞りこんだんです。
ただ、命に関わる商品なので、私たちも、二階堂さんも、“安全性は絶対に譲れない”という強い想いがありました。候補の中から、ファッション性と安全性を両立できて、環境への負荷も考慮された「エコペット」を選ばせていただきました。

ー「エコペット」で実際に商品を製作してみて、率直な感想をお聞かせください。
志保
色も質感も、通常のポリエステルと違いが分からないほどのクオリティに驚きました。「エコペット」は「スタイリッシュで環境にも優しいものを作りたい」という二階堂さんの想いにも応えてくださったと思います。
帝人フロンティアさんは生産が安定している点も大きい。実績も豊富ですので、安心感がありました。
紀之
ciiron TOKYOはプリントがデザインの核なので、発色が一番の心配でした。でも細かい線や色の表現もきれいに出ていて、従来素材と遜色ないクオリティで試作が完成して、「これならこれまでの素材からそのまま置き換えられるな」と、安心したのを覚えています。
ー以前から商品の強度テストも行なっているのだとか。
志保
第三者機関に依頼して検査を行っています。ドッグプロダクトは強度が第一なので、結果を見るまでは正直心配もありましたが、従来品と遜色なく安全という結果を頂きました。

ー設計上のこだわりなどはありますか?
紀之
ciiron TOKYOのハーネスは首・胸・胴と細かく調整できるため、犬種ごとの体型差に対応できて犬が後ずさりしても、体が抜けにくいんです。
さらにハーネスがY字構造のため、気管にも負担がかかりにくい。
「気管虚脱の子がケホケホしなくなった」「すっぽ抜けがなくなった」という声を多く頂いています。
ー商品撮影には二階堂ふみさんと10匹近くの犬が参加したとのこと。
志保
撮影に参加していただいたのは、保護犬の子たち。現場は本当に自由で(笑)、でもその自然な雰囲気がとても良かったです。HPでは撮影に参加した子の里親募集もしています。

ー「エコペット」に求めることや、ciiron TOKYOの今後についてお教えください。
紀之
「エコペット」はトレーサビリティもしっかりしているとのことなので、将来的にリサイクル原料の内容についても公開していけるといいですね。海外、特にヨーロッパ展開を考えると重要です。
志保
今後は修理体制も整えていきたいと思っています。ドッグプロダクトは安全性が第一。パーツが壊れたり糸がほつれたりした際、買い替えるしかない現状も変えていきたいですね。
